バイクの流通市場は、需要と供給のバランスで成り立っているため、型が新しい、エンジンがいいなどの理由だけで買取価格が高くなるわけではありません。ビンテージバイクで未だに価格が落ちないバイクも多く、買い手の好みや流行、季節などによっても価格が左右されます。
また、バイクそのものというよりも愛着のあるバイクのメンテナンスのために純正パーツを探し求めている人も多いため、壊れたバイクがパーツとしての価値をもつこともあります。動かなくなったバイクを少しでも高く売るために傷やへこみなどを修理しようと考えることもあるでしょう。
しかし、バイク買取専門業者にはメンテナンスのプロスタッフもそろっています。
下手に修理するよりは任せた方がいい場合もあるので、事前に相談するといいでしょう。また、市場ニーズは季節とともに大きく変動することがあります。ツーリングに適した春や夏は買取価格が高くなりますが、流通量が多いメーカーは型がだぶついてかえって安くなってしまうこともあります。
一方、秋や冬はニーズも低くなるため、買取価格が下がる傾向があります。
動かなくなったバイクでも修理すれば再販することができる場合は、この季節の買取価格の差にも留意すべきと言えるでしょう。